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东方文花帖(书籍)/橙/中日对照

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报纸

第百十九季 神無月の二
第百十九季 神无月1之二
猫の棲む里
猫咪栖息的部落
  人里離れた山奥に猫だけが棲む小さな里があると言う。そこでの猫は誰の世話になるのでもなく、猫だけが統制のとれた社会を作り、自立した生活をしていると言う。
  传闻在远离人烟的山里有一片只有猫咪栖息在那里的小部落。在那里,猫咪们并不受什么人的照顾,它们创造了一个由猫咪自行统治的社会,过着自立的生活。
  実在するのか判らないうわさ話であったが、この度はそれではないかと思われる里を発見した。
  虽说不知道这个地方是否真实存在,不过这次我倒是发现了一个与之极其相似的小部落。
命令を聞かない猫が集まる猫の楽園
不听指挥的猫咪们聚在一起的猫咪乐园
  その里は少し噂とは異なる部分も有ったが、人間が捨てた廃村に猫が住み着き、確かに猫だらけの里となっていた。ただ、とても統制の取れた社会とはかけ離れ、猫たちがそれぞれ自分勝手な行動を取っていた。猫同士の喧嘩も絶えず、私のような余所者が現れても何をするでもなく、餌が有れば我先にと集まる、そんな混沌とした里だった。
  这个部落有一些地方和传闻中所描述的不一样,但在这个人类舍弃掉的荒废了的村落里住着的确实全部都是猫咪。不过,这里可远说不上是一个有秩序的社会,猫咪们都是想干什么就干什么。在这里你永远都会看到有猫打架,像我这个部落外的人进来了它们也毫不过问,只要一有吃的东西它们就会一哄而上。这个小部落就是如此地混乱。
  そんな猫を纏めて統制を取っている振りをしていたのは、橙さん(式神)。彼女は何故猫を集めたのか、またどうやって集めたのかを本人に聞いてみた。
  看似在集中统治管理着这些猫咪们的就是橙(式神)了。她为什么召集了这么多的猫,又是如何把它们召集起来的?我向她本人进行了询问。
  「うーん。駄目だって、そっちに行っちゃあ。ん?猫たちを集めた理由? えへへー、それは私の命令を聞くしもべが欲しいからよ。この中から一番聞き分けが良くて、一番強い猫を私のしもべにしようと思ってね。集めるのは簡単よ。餌とほんの少しのマタタビがあれば、自ずと猫の方から寄って来るわ。この辺は、人間が捨てた家が有るから雨風はしのげるし、餌はとりあえず私が捕まえてくるから猫たちには楽園の様なところね」
  「嗯—。喂,我说过了不能到那儿去。嗯?召集猫咪们的理由?嗨嗨~,那是因为我想要个听从我指挥的部下呀,我要让它们当中最听我话的、最厉害的猫咪当我的部下。要召集它们很容易哟,喂它们点儿吃的再给它们一点点儿猫草,猫咪们自然就会聚集过来啦。这里有人们舍弃的房屋可以遮风挡雨,吃的东西就由我来抓给它们,这里就像是个猫咪们的乐园呢」
  と言っている間も、猫達は縦横無尽に暴れ回っていた。これはマタタビが効き過ぎている様に見えたが、彼女が言うにはこうでもしないと命令しても全く動こうとしないのでこの位で良いらしい。
  就在她说话的过程中猫咪们仍旧是上蹿下跳地胡闹着。看上去似乎是猫草的作用太强烈了点儿,不过据她说,要不这样的话无论你怎么命令它们,它们都是哪怕动都不会动一下的,所以这就算不错了。
  確かに多くの妖怪はしもべとして動物を使う。かく言う私も鴉を連れて居る位である。ただ、化け猫が猫を使う話は聞いたことがない。それは、猫が自分勝手で気高い性格を持っているからであろう。猫の方も使われるなら化け猫よりもっと高級な妖怪の方が良いと思っているのかもしれない。
  确实有很多妖怪都会把一只动物当作自己的部下,就连我也总是把一只乌鸦带在身边。不过我还从没听说过妖怪猫用猫当部下的。这也许是因为猫的性格比较高傲又比较喜欢按自己的意志行动吧。也许猫咪们也在想,既然要当部下也得找个比妖怪猫级别更高的妖怪才好吧。
(射命丸 文)
(射命丸文)
  (三十四面に関連記事)
  (三十四版有相关报道)

其他内容

紙面から
版面
4
猫除けペットボトルは迷信か?
驱猫用塑料瓶2是迷信?
16
16
結界近くで銅鐸が大量に発掘
接近结界的地方发掘到大量的铜铎3
24
24
赤提灯に新機軸 下戸のためにおはぎを出す屋台が登場
红灯笼装上新机轴 为不会喝酒的人准备的提供牡丹饼的移动货摊登场

采访

文「あれから随分と引っ掻き傷が増えましたね。大丈夫ですか?」
文「你身上的抓伤比上次见你时多多了啊。没关系吧?」
橙「なかなか言うこと聞いてくれないんだもん。無理に命令しようとすればすぐにこれだし。どうして懐かないのかなぁ」
橙「因为它们老是不听我的话呀,要是强迫它们按命令去做的话我马上就会被抓,为什么它们不跟我好呢」
文「その辺は、貴方の方が良く判ってるのではないのでしょうか? 化猫なんですから」
文「我想最清楚原因的应该是你才对吧?毕竟你是妖怪猫呀」
橙「うーん? マタタビが足りないのかなぁ」
橙「嗯…?是猫草给得不够多吗」
文「マタタビよりも威厳が足りなそうです。圧倒的に」
文「比起猫草来,还是你的威严不够高吧。而且好像差得很远」
橙「餌が足りないのかなぁ」
橙「还是吃的东西不够呢」
文「餌より智慧が足りないのでは? 貴方は猫なんですから、しもべに出来そうなのは鼠くらいだと思うのですが」
文「比起吃的东西来,还是智力不够吧?你是猫,所以我看你去找只老鼠做你的部下还差不多」
橙「鼠がしもべだなんて恰好が付かないよう」
橙「找只老鼠当部下那多不好看呀」
文「猫を自在に操るのなら、まずマタタビに頼るのは間違っていると思いますよ。貴方がマタタビを使われたとして、その妖怪の命令を聞きますか?」
文「要想随心所欲地操纵一只猫的话,我看依赖猫草这一点首先就不对。如果有个妖怪给你猫草,你会听她的指挥吗
橙「聞く訳がないじゃん、ねー」
橙「那我哪儿会听呀,唔—」
文「貴方も式神なのでしょう。なら、何故使い主の命令を聞いているのか、自分で考えるのです」
文「你也是式神吧?那,你又是为什么会听从你主人的命令的呢?你应该自己想一想」
橙「うーん。藍様は強いから……って私も強くなきゃしもべは駄目?」
橙「嗯—,因为蓝大人很强呀……那,我要是想收部下的话就非得变得强一些不成?」
文「もしくは、もっと扱いやすいしもべを考えるのです。鼠とか」
文「或者考虑收一种更容易掌握的部下,比如老鼠之类的」
橙「鼠の他に、鳥なんかも餌なんだけど」
橙「除了老鼠,鸟也是能吃的东西呢」
文「鳥は駄目」
文「鸟可不行」
橙「雀でも使おうかなぁ」
橙「那要我用麻雀之类的吗」
文「あ、猫を諦めても、此処の猫をこのまま放ってはいけませんよ? きっと大変なことになりますから」
文「啊,就算是不想用猫了也不能把这儿的猫就这么放着不管哟?那样的话肯定就出乱子了」
橙「猫を使うのは諦めないよ。此処まで手なずけたんだしー」
橙「我才不会放弃它们呢。毕竟都跟它们混这么熟了—」
文「とてもじゃないけど……懐いてるようには見えないわねぇ」
文「我可看不出来它们跟你有多熟呀……」
橙「懐いてるわよ~。餌を持ってくれば我先に飛びかかってくるし、今や餌がなくても飛びかかってくるの。引っ掻き傷の大半はそれね」
橙「可熟着呢~。只要我一给它们拿吃的来它们就会争着扑过来,现在就算我手上没吃的它们也会扑上来,大部分抓伤都是这么弄的」
文「そのうち、貴方も餌として見られそうですね。食べられますよ」
文「我看再过不久它们看你就得跟看见吃的一样了,当心被吃掉哟」
橙「あ、指なら食べられそうになった」
橙「啊,有一次手指差点儿被它们吃掉」
文「そんな飼い方じゃあ懐くはずがありません」
文「就你这种养法它们可不会亲近你的」
橙「そういえば、あんたのその鴉はどうやって手なずけたの? 良く懐いてるみたいだけど」
橙「说起来,你的那只乌鸦是怎么跟你混熟的?看它好像特亲近你似的」
文「私くらいになると、初めて会った鴉でも手を挙げるだけで付いてきます。その位の圧倒的な力の差が無いと、とてもじゃないけどしもべなんて作れません。それにこの鴉は私のしもべじゃなくて道具です」
文「到了我这个级别的话,就算是第一次碰见的乌鸦只要我一抬手它们就会跟我走的。要是连这种压倒性的实力差距都没有的话,那可是根本收不到部下的。另外这乌鸦不算是我的部下,就算是道具吧」
橙「私だって、ここらの普通の猫よりは圧倒的に強いはず」
橙「我可是比这些普通的猫咪要强上许多的呀」
文「圧倒的に強い物は、引っ掻かれたりする筈がありませんよ」
文「你要真是很强的话就不会被它们抓了吧」
橙「マタタビが足りないからかなぁ」
橙「所以说猫草给得不够呀」
文「貴方の使い主は、貴方より圧倒的に強いのでしょう?」
文「你的主人要比你强上很多对吧?」
橙「うん」
橙「嗯」
文「貴方の使い主は、マタタビで貴方を操ったりしないでしょう?」
文「那你的主人会用猫草来操纵你吗?」
橙「たまにする」
橙「有时候会」
文「……何にしても、その位の力の差が必要なのです。命令するには」
文「……不管怎么说,想要命令它们的话,某种程度上的实力差是必须的」

简介

橙 (チェン)
山に棲む化け猫に憑いた式神で、妖術を扱う。
依附于居住在山中的怪物猫的式神,使用妖术。
橙を使う八雲藍もまた式神である。
操纵橙的八云蓝其自身也是式神。
出演作:『東方妖々夢』『東方永夜抄』(エンディソグのみ)
出场作品:『东方妖妖梦』『东方永夜抄』(仅结局)4

注释

  1. 神无月:日本历十月。
  2. 据说在塑料瓶里装水后,阳光会被反射,起到惊走猫的效果。曾经在1994年,日本全国街头小巷都出现过驱猫塑料瓶。
  3. 一种吊钟型的青铜器。
  4. 初版后的版本删掉了“(エンディソグのみ)”。
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